うたのたね音楽教室の、はじめての発表会

うたのたね

2026年5月31日(日)、うたのたね音楽教室にとって、はじめての発表会を開きます。

向島の「桃の家」さんで、生徒さんたちと、保護者のみなさんと、ささやかな会を。

開催にあたって、いま思っていることを書き留めておきます。

わたしのピアノ発表会の記憶

わたし自身は、こどものころ、ピアノ教室に通っていました。

うちは両親が共働きで、わたしは学童に通っていたこともあり、家に帰る時間が遅く、まったく練習をしない生徒でした。
椅子にじっと座っていることも、たぶん苦手だったのだと思います。

毎年のピアノ発表会は、憂鬱で仕方ありませんでした。

緊張とみじめさで胃が痛くなって、身を縮めていたことを、今でも覚えています。

だから、自分が音楽教室を開いて、「発表会」という言葉を使うとき、わたしには少し慎重になりたい気持ちがありました。

桃の家さんと、ある日の光景

向島に来て、7年が経ったころ。
わたしは「桃の家」さんで、広島に移住してから初めてのピアノと弾き語りのコンサートをさせてもらいました。

桃の家さんは、こども連れでも安心してランチに行けて、心も体も安らぐ、わたしの子育てを支えてくれた居場所です。

そのコンサートに、音楽教室の男の子の生徒さんが見に来てくれました。
彼はわたしのコンサートが終わったあと、会場のグランドピアノで、いま取り組んでいる曲を、少し恥ずかしそうにしながらも弾いてくれたのです。

その姿を見ていて、ふと思いました。

ちょうど新しい生徒さんも入ってきてくれた頃で、お互いに聞き合うのも、よい経験になるかもしれない。

そして、もし発表会をするなら——大きなホールではなくて、このあたたかみのある桃の家さんがいいな、と。

ディアパソンというピアノ

桃の家さんには、ディアパソンというすばらしいグランドピアノがあります。

このピアノで、こどもたちが弾けるということ。
ここで会を開かせていただけるということ。
本当にありがたいことだと思っています。

評価や序列を、つくらない会

はじめての発表会で、わたしが願っていることは、評価や序列をつくらず、のびのびとその子らしさが表現できること。

発表会は、緊張にうち勝つ場ではなく、いつもの自然体のみんなの姿を、お互いに見合う場にしたい。
そして、保護者のみなさんに、あたたかく見守ってもらう会にしたい。

音楽で自分を素直に表現できたとき、人は生きる喜びを感じられる。
自分の表現したもので、誰かが笑顔になってくれたら、その喜びはもっと大きなものになる。
わたしは、そう思っています。

生徒さんには、音楽をずっと人生の友として、大好きでいてほしい。
それが、わたしの願いです。

「大丈夫、あなたは絶対に大丈夫だよ」

教室をしていて思うのは、絶対に他人とは比べないこと。

得意、不得意、特性、その子らしさ。
そういうものは、必ずある。

「大丈夫、あなたは絶対に大丈夫だよ。」
そう思いながら、毎回レッスンで関わっています。

何よりもまずは「好き」なことを大切にしたい。
嫌なことにうち勝つ根性のある人が生き残る、みたいな世界観に、音楽はしたくないのです。

まずは好きなこと、得意なことが、のびのびとできたらいいな。
苦手なことは、少しずつやってみよう。
そんなふうに。

それぞれの子にとって、少しでも成長の場になったら、嬉しいなと思います。

はじめての発表会にむけて

5月31日、桃の家さんで、こどもたちのいつもの姿を、保護者のみなさんと一緒に見守れたら。

そう願いながら、当日を迎えます。


▼ 開催情報はこちら
【5/31(日)】うたのたね音楽教室 発表会のお知らせ


晴香

コメント